ご卒業おめでとうございます!
同窓会から1回生の幸田さん、9回生の小玉さんが参列しました。
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三村校長先生(中央)と幸田(右)、小玉(左)会員
牛田中学校の卒業式に1回生の幸田先輩と参加いたしました。
天気にも恵まれ素晴らしい卒業式で、卒業生の皆さんの緊張しながらも喜びに溢れた顔を見ながら、各々が幸せな人生を歩まれることを祈念しておりました。以下、三村校長先生の式辞です。(小玉)
卒業式 式辞
優しい光が、大地に降り注ぎ、
牛田山のいたるところで春の息吹を感じる この頃となりました。
本日は、大変ご多用の中、多数のご来賓の皆様、辻岡PTA会長様をはじめ 多くの保護者の皆様のご臨席をいただき、第五十四回広島市立牛田中学校卒業証書授与式を挙行できますことを教職員一同心よりお礼申しあげます。
さて、卒業生の皆さんは、本日この日を持って、
九年間の義務教育を修了し、中学校の学び舎を巣立ちます。
先ほど、1人1人に「おめでとう」という思いと「日本の未来を、そして、21世紀の世界をよろしく頼みます」という願いをこめて、卒業証書を渡しました。
今年度より、卒業証書は、
平和記念公園の「原爆の子の像」に国の内外から
平和を祈って捧げられた折鶴の再生紙が使われています。
そして、中央には
折り鶴とヒロシマの文字がプレスされています。
お隣の広島商業高校の取り組みであるピースデパートなど、
平和学習を通して学んだ高校生が提案し、
広島市立全ての幼稚園・学校に発展したものです。
また、そこには、家族が一生懸命考え、
願いを込めてつけてくださった皆さんの名前と、
皆さんがこの世に祝福され、
喜びに満ちて誕生した日にちが記されています。
皆さんは、
1年生では、平和公園での語り部の方のお話を聞き、
平和について自分の考えを伝えあう 学年集会を毎年行いました。
2年生では、鹿児島に修学旅行にいき、
知覧で特攻隊員として亡くなった若者の遺書を読み、
わがこととして、その言葉のもつ意味をかみしめ、平和新聞に表現しました。
そして、
3年生では、国際協力機構JICAの方々を迎え、
歌声を通して平和は世界共通の願いであることを学び、
昨年8月6日には、PC放送部3年生が中心となり
「100年目の証人」を作成しました。
この中で、本校の元教諭であり、語り部の升田猛先生から投げかけられた
「あなたが平和についてできることは何ですか」という問いに、
3年生の直原さんは「知ること、伝えていくことです」と、
3年間の学んできたことを力強く述べてくれました。
こうした多くの体験を通して、
広島で多感な中学校生活を送った皆さんだからこそ、
1人1人が、どう生きるか、どう行動していくか、
平和はあるものではない。私たちが創っていくものであると、
学んでくれたと思っています。
被爆70年を迎え、ヒロシマで学び命を受け継いでいる証。この卒業証書をどうか大切にしてください。
3年生の皆さんは、自分の中にある可能性を信じ、
何事にもエネルギッシュに取り組みました。
果敢に挑戦し成長する姿をとても頼もしく感じ嬉しく見つめていました。
中学校生活は、順調なことばかりではなかったと思います。
自分ひとりがうまくいかないのではないかと、悩んだこともあったでしょう。
友人との語らいが何よりの宝物と感じ、楽しさを満喫したこともあったでしょう。
いろいろな経験を重ね、失敗を恐れずチャレンジするたび、
心もからだも大人に近づいていきました。
思春期と呼ばれる紆余曲折を自分なりに前進する糸口としてつかむ有意義な日々であったと胸を張り、次のステップへ前進してください。
皆さんの3年間をしっかりと受け止め、育んでくれた牛田中を母校とし、
愛と誇りと志を持って、
大きな一歩踏み出す皆さんを心から応援したいと思います。
終わりになりましたが、保護者の皆様に一言お礼を申しあげます。
お子様の御卒業を心からお慶び申しあげます。
三年間にわたり皆様のかけがえのないお子様をお預かりし、
私たち教職員一同誠心誠意努力して参りました。
中には、至らぬ点もあったかと存じますが、本校の教育に対して温かいご理解とお力添えをいただきましたことを、心からお礼申しあげます。
また、御来賓の皆様方には、
影となり日向となり支えていただきましたことを感謝申しあげます。
今後とも、地域の学校として 御支援いただきますよう お願いいたします。
それでは、卒業生の限りない前途を祝し、
一層の成長を心から祈念し 本日の式辞といたします。
平成二十八年 三月十二日
広島市立牛田中学校長 三村 千秋
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