広島市立牛田中学校同窓会: 牛田中学校平成29年度第56回入学式

平成29年度　第56回入学式挙行！

入学おめでとう！　心から歓迎します！

2017年4月10日（月）　13時から母校体育館で開催されました

晴れの入学式、桜の花が満開のなか、男子　104名、女子　97名の

合計201名が母校に仲間入りしました。これから新しい経験が始まりますが、

しっかり前に向かって進んでいきましょう。

【三村校長先生の式辞】

広島市立牛田中学校　平成２９年度　第５６回　入学式　　式辞

　平成２９年度　広島市立牛田中学校　第一学年　男子　１０４名、女子　９７名、　合計　２０１名の入学を認定します。

今年も、広島市役所前にある一本の桜を見に行きました。７２年前に投下された原爆により根元は焼けただれ、木は　今にも倒れそうに傾きながらも、天を仰ぎ、今も尚、満開の花を見事に咲かせ続けています。まるで、平和への願いをこめ「生きるんだよ、私も命ある限り咲くよ。あなたも頑張って」と　命のメッセージを贈るために咲いているようです。　

そして、牛田中学校の大地にも　春の息吹を感じるこの佳き日、ご多用にもかかわらず、坪井貴洋ＰＴＡ会長様をはじめ、多くの来賓の皆様、地域、保護者の皆様のご臨席をいただき、平成２９年度　牛田中学校入学式が、盛大に挙行できますことを、厚く　お礼申し上げます。

　さて、今年は、創立５５年を迎える節目の年。この年に多くの皆様に祝福され、希望に満ちあふれ牛田中学校に入学する新入生の皆さん、ご入学、おめでとうございます。皆さんの入学を牛田中学校の教職員一同、そして、皆さんの上級生とともに心から歓迎します。

今日から皆さんは中学生です。小学校も中学校も、一生懸命　勉強する場、すなわち学びの場ですが、一つだけ大きく違うことがあります。それは、中学校の学びは、「大人になるための自分探し」の学びであることです。「自分探し」とは何でしょう。「自分ってなんだろう、どんな自分になりたいか」と考え、実行する場。何故、学ぶのか、どう生きるのかという考え方を学ぶ場です。

この大きな体育館に、今、いることを感じてみてください。この体育館が広く感じませんか。今、皆さんは小さいけれど　やがて　心も身体も成長し　この体育館のように　スケールの大きな人になっていきます。ときとして、悩んだり、迷ったりすることがあるでしょう。それが「自分探し」の始まりです。そう思った時には、友達や先生と話をしてみてください。友達や先生と一緒に学び、そして、自分で考える力をつけてほしいのです。　　

同じ道を歩んでこられた　お父さん　お母さんにも　話をしてください。そしてしっかり考えてください。でも、できるだけ静かに　考えてください。自分をどんなに素晴らしくしていくのかを。

どんな自分でもなれます。　そのためには、人との出会いやつながりを大切にしてください。出会いはもうはじまっています。気が合うとか、合わないという小さなことで見ないでください。　みんな「自分探し」の仲間ですから。

どんなときでも、他人を思いやり　伝えあう　やさしい心、感動する　みずみずしい心をもつ。授業を通して　仲間とともに考え、表現し　学び合って学びを深める。自分にされていやなことは　決してしない。社会のルールは守る　強い意志をもつ。責任を持って行動する。そして、失敗してしまったら、また、やり直す　素直な心の弾力をつける。

人生の中で、最も多感な中学校生活。この時期に学んだことや夢中になったことはずっと心に残り、必ず将来に　生きていきます。

今お話ししたことは、本校が大切に受け継いでいる「自立し、互いに支え合い、高め合う」という牛田中学校の精神です。

最後になりましたが、どうか、保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、全校生徒のサポーターとして、本校の教育推進につきまして、格別のご理解と協力をお願い申し上げ、式辞といたします。

平成２９年４月１０日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

広島市立牛田中学校長　三村　千秋