2014年3月25日火曜日

美越克己校長先生退任式

牛田中学校の校門に桜の花が咲きはじめました!
今日は美越克己校長先生の退任式です。
在学生、保護者、地域の皆様と一緒に、
同窓会からは泉田会長さんと2名が参加させていただきました。


【 美越克己校長先生退任式の動画 】

【 送別の言葉 】 垣内伸夫 教頭先生より 

今年の冬は例年になく厳しい寒さが続きましたが、心なしか陽光にも春の気配をかんじるようになりました。  本日ここに各界からのご来賓の方々、保護者の皆様、地域の皆様方のご臨席を賜り、美越克己校長先生の退任式をかくも盛大に挙行できますことに深く感謝し、厚くお礼申し上げます。  

 美越克己校長先生には3月31日をもちまして、輝かしいご功績を残され、本校を最後にご退任されることになりました。  校長先生は、昭和52年に広島大学をご卒業になり、広島市立矢野中学校に赴任され、数学科の教師としての第一歩を踏み出されました。  矢野中学の7年間は、初めて教師になられた学校ですから、思い出深いことが多く、教師としての基盤を作られ、とても充実した時でもあったようです。  昭和59年から11年間は、牛田中学校教諭として、「生徒に注ぐ情熱は、必ず生徒の心に響くはずだ」という強い信念を持って、日々の教育活動に邁進されました。そのときの経験が、現在の校長先生の高い見識と指導力につながっているのだと思います。  


 そして、この実践力が高く評価され、平成7年から7年間、広島市教育委員会指導課の指導主事として、平成14年から1年間は教職員課主任管理主事として、平成15年から2年間は、主幹として、広島市内の先生方の指導にあたられ、多くの人材育成に寄与されました。  平成17年には、船越中学校の校長先生に昇任され、管理職として、先生方の指導にあたられました。  平成19年4月から、教師としての第一歩を踏み出した思い出深い矢野中学校の校長として5年間、また平成24年4月からは、本校の校長としてその手腕を発揮してこられました。  そして、この度、これまでのご功績が認められ、「文部科学大臣教育者表彰」を受賞されました。誠におめでとうございます。  

 校長先生は、前期は「凛」、後期は「尊」という一字をキーワードに、毎月の学校朝会で生徒にとてもわかりやすく、一人一人に語りかけるように話されていました。生徒たちが真剣に校長先生のお話を聞いている姿が、強く印章に残っています。  美越校長先生といえば、スポーツマン、特にサッカーというイメージがありますが、中学・高校時代には、吹奏楽に打ち込み、全国大会にも出場するほどの腕前で、先日本校吹奏楽部が実施したスプリングコンサートでは指揮をされたり、生徒と一緒に演奏されたりしていました。  


校長先生が本格的にサッカーを始められたのは、大学入学後と聞いています。大学時代は、ひたすらプレーに打ち込み、教師になられてからは、サッカー部の指導をされながら、指導方法について学び、ユース世代以下の監督ができるB級コーチの資格を取得されました。さらに審判についても学ばれ、2級審判の資格も取得され、サンフレッチェ広島の公式戦で第4審判を務めらたこともありました。  校長先生は、こうした自らの体験をもとに、日々生徒に努力することの大切さを説き、心の教育を実施されてきました。

 また校長先生は、毎朝校門に立って、登校してくる生徒を笑顔で出迎え、さらに週に一度は登校路に出向いて、生徒の安全に気を配られるなど、いつも生徒の様子に気を配り、やさしく声をかけられていました。また、校長先生は、本校教育の推進のみならず、教育に対する信念と卓越した見識をもって数々の要職に就かれました。主なものとして、広島県公立中学校長会会長、広島県公立学校公聴会連合会副会長、全日本中学校長会理事など、広島の教育の向上に努めてこられ、校長先生の教育の理念を具現化されました。


 今後はこうした校長先生の教育理念に一歩でも近づけるよう、牛田中学校のより一層の発展のため、全教職員力を合わせて努力していくことを誓います。

 美越克己校長先生、名残はつきませんがご健康に十分留意され、末永く我々のためにお力添えをいただきますよう心からお願い申し上げ、送別の言葉といたします。

1 件のコメント:

  1. 美越校長先生退任式、牛田中学校同窓会ブログでのUP完璧です!!!
    OBも現役性も気持ち良いんじゃあないですか!!!

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