第1回同窓会DVDより 卒業生メッセージ・スピーチ 6回生卒業 広島市長 松井 一實
昭和42年(1967年)卒業生の広島市長 松井 一實さまの代理で、同じく牛田中に通っておられた奥様がスピーチをされました。
広島市立牛田中学校が、創立50周年を迎え、初めての同窓会が盛大に開催されますことを、心からお喜びするとともに一言お祝いを申し上げます。
私自身が、本来卒業生であることから、このように挨拶する機会を用意していただけましたことに感謝いたします。
本校は、昭和37年(1962年)4月に、太田川の清流や瀬戸内海を遠望できる、ここ牛田神田山に開校されました。開校当時の回想録を拝読すると、日本一の学校を創り上げようという関係者の皆様の並々ならぬ熱意が伝わってきます。
校地の無償提供に始まり、官民が一体となって行った造成工事、教職員、PTAが一丸となって取り組まれた教育環境の整備や教育内容の充実等、多々、快挙にいとまがありません。
私が本校に通ったのは、開校間もない、昭和40年(1965年)4月から昭和43年の3月までの3年間でしたが、開校当時の雰囲気を感じさせるものは数多く残っていました。特に、グランドなどは雨が降ると大きな溝ができるなど、まだまだ未整理という感じでした。
爾来、牛田中学校の伝統を作り上げるとともに、創造的な教育を実践するという方針のもとに、本市の学校教育をリードする学校として成長してきました。また、PTAにおかれましても、組織の基盤づくりに尽力された創造期を経て、途中、大変なご苦労をされた時期があったと聞いていますが、皆で一致団結して乗り越え、地域の教育環境浄化や校内美化活動などの取組において、多大な成果を上げてこられました。特に、まごころあふれる「まちぐるみ」の活動は、生徒に思いやりと感謝の心を育むとともに、日本PTA全国協議会会長の団体表彰や文部科学大臣表彰を受賞されるなど輝かしい実績を残されています。
私を含め、同窓生のみんなが、今、このように様々な分野で活躍できているのは、歴代の校長先生を始め、教職員・保護者・地域の皆様方のご尽力の賜物であり、心から敬意を表するとともに、改めてお礼を申しあげます。
終わりに、本同窓会の今後ますますの充実・発展と、御参会の皆様の御多幸と御健康を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。
平成24年(2012年)9月8日 昭和42年(1967年)卒業 広島市長 松井 一實
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